アジアリーグアイスホッケーは12日、苫小牧市白鳥アリーナなどでプレーオフ・セミファイナル第3戦の2試合が行われ、王子イーグルスはアニャンハルラを下して3連勝でファイナル進出を決めた。東北フリーブレイズに日本製紙クレインズに競り勝ち、ファイナル進出に王手を掛けた。
＜第3戦＝イーグルス 3勝＞
両チームのフィジカルプレーの目立つゲームは、イーグルスが制してハルラをスウィープ
イーグルスは第1ピリオドにFWカヴォシー、FW佐藤のパワープレーゴールで先行したが、ハルラも第2ピリオド序盤にFWユン・ジマン、FWデルラゴの連続ゴールで追いついた。しかし、イーグルスは10分にDFハリントンのパワープレーゴールで勝ち越すと、16分にDF芳賀が決め、第3ピリオドのハルラの攻撃を1点に抑えて逃げ切った。
イーグルスはスウィープで2季連続のファイナル進出を決めた。
▼SOG＝イーグルス：33／ハルラ：33
▼GK＝イーグルス：成澤／ハルラ：オム・ヒョンスン
【イーグルス／山中武司監督】「ファイナル進出を決めることができてうれしく思う。多くのファンの声援に後押しされたことを感謝したい。反則が多くパワープレーとキルプレーの勝負で相手を上回ったことが勝因だと思う。まずは体のリカバリーをして対戦相手を想定しての調整をしていく。ファイナルは1戦1戦全力でチャレンジする気持ちで臨み、地元ファンの目の前で優勝できるよう頑張りたい」
【ハルラ／シム・ウィシク監督】「ペナルティが多く残念。第2ピリオドに追いついて波に乗れるかと思ったが、第3ピリオドのパワープレーのチャンスで決められなかったことが敗因だ。王子のスピード、テクニックは優勝できるだけの力を持っていると思う。3連敗したことは本当に残念。来季はもっとパワープレーとキルプレーの成功率を上げるよう努力したい」
＜第3戦＝ブレイズ 2勝1敗＞
プレーオフ初出場の畑（右）の好守もあり、ブレイズがファイナルに王手
第1ピリオド13分にFW河合のパワープレーゴールで先制したブレイズは、第2ピリオド4分にもDFファリヌックが追加点を挙げた。クレインズは16分にDF梁取が1点を返すと、第3ピリオドは1点を追って攻め立てたが、ブレイズはプレーオフ初出場のGK畑を中心に守り切ってファイナル進出に王手を掛けた。
第4戦は舞台を釧路に移して、16日に行われる。
▼SOG＝ブレイズ：33／クレインズ：38
▼GK＝ブレイズ：畑／クレインズ：清川
【ブレイズ／FW#14田中豪】「60分間集中できており、いいゲームだった。クレインズも小原さんが戻って来て勝ちたかったと思うが、自分たちもハードにプレーできたことがよかった。優勝するためにやってきているので、アウェイでも関係なく自分たちのホッケーをしたい。チームの雰囲気もいいので、いい準備をして釧路に乗り込みたい」
【クレインズ／FW#11西脇雅仁】「非常に悔しい試合だった。小原さんが帰って来てチームにも勢いがあったが、取れそうなところで点を取れなかったことが敗因だと思う。チャンスは来ているのでしっかり決めれば勝てる。第4戦はホームだし、しっかり決めたい。チームに勢いを与えるプレーはできているが、やはりFWなので得点を決めたい」
●アジアリーグ プレーオフ セミファイナルの予定
3月16日（土）：第4戦
日本製紙クレインズ×東北フリーブレイズ（16:00 釧路アイスアリーナ）
3月17日（日）：第5戦
日本製紙クレインズ×東北フリーブレイズ（14:00 釧路アイスアリーナ）
※3戦先勝方式のため、第5戦は行われない可能性あり。
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2013年3月12日 10:30 PM｜ カテゴリー：ニュース
