アジアリーグアイスホッケーは10日、苫小牧市白鳥アリーナなどでプレーオフ・セミファイナル第2戦の2試合が行われ、王子イーグルスは延長戦でアニャンハルラを下して2連勝。日本製紙クレインズは東北フリーブレイズに快勝し対戦成績を1勝1敗とした。
<第2戦=イーグルス 2勝>
第1ピリオド17分にFW小川勝のパワープレーゴールで先制したイーグルスは、第2ピリオド3分にもFW久慈が決めて2点をリードした。ハルラも粘り、第3ピリオド5分にFWチョ・ミンホ、17分にはFWラドゥンスキがゴールし同点としたが、イーグルスは延長4分にFWカヴォシーのゴールで試合を決めた。
イーグルスは2連勝で、2季連続のファイナル進出にあと1勝とした。
▼SOG=イーグルス:48/ハルラ:31
▼GK=イーグルス:成澤/ハルラ:ソン・ホソン
【イーグルス/山中武司監督】「プレーオフらしいロースコアの厳しいゲームだったが、勝利できて嬉しく思う。選手がよく努力してくれた。昨日と違いパワープレーでなかなか決められずに苦戦したが、第3ピリオドは同点にされるまではゲームプラン通り試合ができたと思う。相手のラッシュで失点したことは次戦の修正点。簡単にはいかないと思うが、明後日の試合もやるべきことをしっかりやり集中して戦いたい」
【ハルラ/シム・ウィシク監督】「先に2失点してしまったことは残念だが、あきらめず追いついたことは選手を褒めたいと思う。ペナルティが多く体力的にきつい試合になってしまった。崖っぷちとなってしまったが、次戦はプレッシャーを感じることなくできるかぎり気持ちを切替えて頑張りたい」
<第2戦=ブレイズ 1勝1敗>
第1ピリオド11分にFW河本のゴールでブレイズが先制したが、クレインズはここから反撃。FWアイズマン、FWユールのパワープレーゴールなどで第2ピリオド中盤までに3-1とリードした。ブレイズも第3ピリオド6分、FWリグリーのパワープレーゴールで1点差まで迫るが、クレインズは直後にFWシン・ヒョンユンが決めると、試合終了間際にも2点を加点して逃げ切った。
▼SOG=ブレイズ:45/クレインズ:32
▼GK=ブレイズ:橋本/クレインズ:清川
【クレインズ/DF#3伊藤賢吾】「どっちに転んでもおかしくない試合だったが、うちはひとつひとつのプレーに気持ちが入っていたと思う。(GKの肩口を抜いた自身の1点目は)マイク(ラジャ)がいいパスをくれたので、落ち着いてコースを狙うことができた。地元に帰るとたくさんのファンのみなさんが応援してくれるので、火曜日に勝って、釧路でも勝って、ファイナルにいい形で臨みたい」
●アジアリーグ プレーオフ セミファイナルの予定
3月12日(火):第3戦
王子イーグルス×アニャンハルラ(18:30 苫小牧市白鳥アリーナ)
東北フリーブレイズ×日本製紙クレインズ(19:00 八戸・テクノルアイスパーク新井田)
3月16日(土):第4戦
アニャンハルラ×王子イーグルス(17:00 韓国・アニャンアイスアリーナ)
日本製紙クレインズ×東北フリーブレイズ(16:00 釧路アイスアリーナ)
3月17日(日):第5戦
アニャンハルラ×王子イーグルス(17:00 韓国・アニャンアイスアリーナ)
日本製紙クレインズ×東北フリーブレイズ(14:00 釧路アイスアリーナ)
※3戦先勝方式のため、一方のチームが3勝した時点で終了
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2013年3月10日 7:26 PM| カテゴリー:ニュース